はじめまして!すみこーブログといいます.
今回は私のオーストリア留学,ホームステイ体験についてお話ししたいと思います.
自分は2018年の9月から2019年の7月まで留学団体を通して10ヶ月間オーストリアに留学していました.
オーストリアはマイナーな国なので自分が留学に行く際に情報を集めるのに苦労しました.
このブログは主に以下のことに困っている人のために書いて行きます.
・留学に行きたいんだけれど調べるだけじゃどこの国がいいかわからない.
・オーストリアに興味があるけれどあまり情報がない.
・ドイツ語わからなくても生きていける?
第4回目は自分のドイツ語勉強方法や,ドイツ語が話せなくて生きていけたのかなどについて,話していけたらなと思っています.
日本人にとっては英語ですら馴染みがあまりないのに,ドイツ語なんてなおさら日常生活で目にすることはないですよね?
留学前,自分は『ドイツ語を勉強しないと』と思ってはいたのですが,どうしても実感が湧かず勉強のやる気が出ませんでした.
結局自分はほとんどドイツ語の勉強をしないまま留学に行き,現地でかなり苦労しました.
そこでこの記事では自分の経験,失敗を生かして,どうしたら効率よくドイツ語を勉強できるのか,どうしたら出発前にドイツ語勉強のやる気を出せるのかについて述べて行きます.
これを見ている方に少しでも役に立てれば嬉しいです
留学前の自分の勉強について
まず,留学前に自分のやった勉強についてです.正直あまり良い方法ではなかったので反面教師にしてください.
そもそも自分は出発1ヶ月前くらいにあせって少し勉強した程度なので『勉強した』とは言えないレベルなのですが,,
自分がやったことは主に以下の3つのことです.
1,単語帳でドイツ語の単語を覚えた
2,参考書で基本的な文法を確認した
3,HelloTalkを入れてドイツ語を使ってみた
自分の勉強で一番失敗したと思ったことはドイツ語を聞く練習をしなかったことです.
自分は単語帳や参考書に書いてあるカタカナの読み方を見て勉強していました.
しかし,実際の発音と読み仮名のギャップがありすぎて,現地に行った際に出発前に覚えた単語が全く知らない単語に聞こえました.
(オーストリア人の話すドイツ語にはなまりがあるのでなおさらだったとは思いますが,,)
特に自分は英語で言う"Why"を意味する"Warum"と言う単語の読み方が,3ヶ月くらいずっとわかっていませんでした.
よく使いそうな単語なのに全く聞かないなーと思っていたら発音が想像と全く違っていると言うオチでした.
単語帳の読み方では「バルム」と書いてあったのですが,実際の発音は喉の奥を鳴らして深みのある全く異なる発音をします.(1度調べて聞いてみるとわかりやすいです)
これをもしカタカナで表現するとしたら,自分は「バゴン」と「バロン」の中間だと思いました
この失敗例からわかると思いますが,実際の発音と単語を結びつけて勉強しないとほぼ無意味な勉強をすることになってしまうので注意してください!
逆に自分の行った勉強で良かったことは,3つ目にあげた”HelloTalk"というアプリを入れたことです.
HelloTalkとは言語交換アプリでアプリ上でパートナーを作り,母国語を教える代わりに自分の勉強したい言語を教えてもらうというアプリです.
HelloTalkは無料で使えて現地の人と繋がれる画期的なアプリです.
実際に現地の方とドイツ語を使って話すことでドイツ語を身近に感じられる点がとてもいいと感じました.
自分はHelloTalkを通じてドイツ人の人と友達になり,留学中に実際にあって遊びに行きました!
留学中の失敗談
次に留学中にドイツ語が話せないことによって起こった失敗談について書いて行きます.
失敗談① Darf ich da sitzen事件
自分は毎日学校へバスで通学していました.
初めのうちはドイツ語ができなかったことに加えて,バスのルールなどもわかっていなかったのでバスでは通学時にはたくさん失敗しました.
これはまだ学校に通い始めて間もない頃の朝,自分がバスに乗車して通路で立っていたときの話です.
突然前から女の人が来て目線を自分の斜め後ろにし,
Darf ich da sitzen?
と言ってきました.
自分は何と言われたのか全く分からず,とりあえず
Ja(はい)
と言いました.
しばらく沈黙となり,やがて周りの人がクスクスと笑い始めました.
そこで初めて女の人が『通してくれる?』と言ったことに気づきました.
Darf ich da sitzen?というのは,「そこ座ってもいい?」という意味です.
女の人は,通路の邪魔になってた自分にどいて欲しかったので話しかけてきたのですが,自分は「はい」といったのに全く動かなかったため笑われていたようです.
会話の内容が理解でいていないときは,やはり適当に返すのではなく,ちゃんと聞き返したほうがいいです.
自分は,体調が悪いのに適当に返事をしていたら,遊びの約束をしてしまっていたことがありましたw
失敗談② 地獄のバス停2駅歩き事件
これは自分が初めて学校にバスで通った日の下校時のことです.
家の最寄りのバス停の名前を覚えていなかったので,降りるバス停がわからなくなってしまいました.
また,初めのホストファミリーの家はかなり田舎にあったので,どのバス停も特徴のない同じような見た目で区別がつきませんでした.
てきとうなところで降り,ホストマザーに電話をかけて確認すると,自分が降りたバス停は家の最寄りのバス停からなんと2駅も離れていました!!
家が田舎だったためバスが1時間に1本しか出ていなく,結局バス停2駅分の約5キロを歩いて帰る羽目になりました.
暑い中荷物を持って5キロ歩くのは本当にきつかったです
実際のバスの時刻表
時刻表の汚さからも田舎感が出てますよねw
自分が勉強しようと思ったきっかけ
自分が勉強しようと思った理由は,主に以下の2つです.
1,自分の無力さを痛感したため
2,留学生友達のドイツ語に追いつくため
1について
記事で挙げたようにドイツ語が話せなくて失敗することが多かったので,ドイツ語が話せないとやばい!という危機感から本気で勉強しようと思いました.
また,初めのホストはドイツ語しか話せなく,ホストと意思疎通ができなかったこともかなり大変でした.
ホストファミリーに関することはまた別の記事に書く予定です.
留学に行く前は話せなくても何とかなるかと思っていたのですが,実際は何とかならなかったので焦ったっていう感じですね.
2について
自分は留学団体を通じて留学に行っており,10ヶ月の留学期間のうち3回留学生が集まるオリエンテーショーンというものがありました.
なので,留学生の友達をオリエンテーションで作ることができ,お互いに切磋琢磨してドイツ語を勉強することができました.
特に自分の仲のいい留学生友達が自分の町の近くに住んでいて,週1の習い事を一緒にやっていたので,会うたびにドイツ語が上達して行く友達を見て,『自分も負けてられないな』という気持ちで頑張ることができました.
留学生友達と撮った写真
自分は「友達ともっと話したい」という気持ちを持てたことが,ドイツ語を上達できた1番の要因だと思います.
何事も目標をしっかり持つことで頑張れますね
次に自分がどのようにドイツ語を勉強したのかを紹介していきます.
自分のドイツ語勉強法
まずはじめに言えることですが,自分がドイツ語を上達できたのはもちろん留学中に毎日ドイツ語を耳にしていたり,話していたりしたことが大きいです.
日本に住んでいたら毎日ドイツ語を使うことは難しいですが,日常的にドイツ語に触れることで勉強の効率は格段に上がります.
ですので,はじめにも書いたように,『HelloTalk』や『オンラインでのレッスン』などを活用してドイツ語に触れるようにすることが大切だと思います.
自分が使用した参考書について
自分が留学中に使用していた参考書はこちらです.
留学してすぐにドイツ語ができなさすぎてかなり焦ったので,必要な荷物と一緒に親に送ってもらいましたw
初めの3ヶ月くらいまでは,とにかくドイツ語を覚えることが最優先だと思っていたので,授業中でも構わずドイツ語の勉強をひたすらして家に帰ってもドイツ語の勉強をしていました.
この本をやって見た結果から言うと
この本はめちゃくちゃおすすめできます!!!
ドイツ語を1から勉強する人でもわかるような作りになっているため,当時全くドイツ語ができなかった自分でも取り組むことができました.
自分はずっとドイツ語の勉強をしていたので,300ページくらいあるこの本を自分は1ヶ月で終わらせましたw
これをやれば,ドイツ語の文法,単語,冠詞などの基本的な部分を理解することができ,ドイツ語の骨組みを形成することができます.
この本で自分が一番いいと思ったことは,問題数が多くたくさんドイツ語の文章を書く機会があるので,体でドイツ語を覚えられると言う点です.
次に自分の単語勉強法についてです.
自分の単語勉強法
自分はドイツ語を『日本語脳』で覚えるのではなく,『ドイツ語脳』で覚えることを大事にしていました.
(頭の中で日本語に翻訳して考えるのをやめるということです.)
これを身につけることで,よりスムーズに会話な会話が可能になります.
しかし,これはかなり難しいことで,日本語脳でドイツ語を勉強していてはこれを身につけることはできないと思います.
そこで今回は自分がドイツ語脳を養うためにしていた単語勉強法を紹介します.
これが自分が勉強していた方法です.
写真のように自分は付箋に単語と単語を連想させるようなイラストを描いて,壁に貼っていました.
また近くにその物がある場合はそれに直接付箋を貼っていました.
自分は日本をとドイツ語を結びつけるのではなく,イラストなどの視覚的な情報とドイツ語を結びつけることでドイツ語脳を形成できると考えて取り組んでいました.
また,付箋を作るという手間をかけたことで,その単語がより頭に残りやすくなるというメリットもありました.
ドイツ語の名詞は女性名詞,男性名詞,中性名詞などに分かれており,それによって冠詞(英語で言うthe)が異なるので自分は付箋の色でそれを区別していました.
[自分の場合]
青: 男性名詞
オレンジ: 女性名詞
緑: 中性名詞
白: 動詞
黄: 形容詞
もちろん勉強法にはその人ごとに合うものがあると思うので,参考程度にしていただきたいです.
自分の資格について
ここまで自分の経験,勉強法について紹介してきましたが,実際自分がどれだけ話せるのか気になると思うのでそれについて話します.
自分はGoethe(ゲーテ)のB1を取得しています.
Goetheとは,難易度がA1からC2まであるドイツ語のテストのことです.
試験科目にはリスニング,リーディング,ライティング,スピーキングの4つがあります.
A1が一番簡単でC2が一番難しい
参考:C1を取得していればドイツの大学に通える
自分が取得しているB1は独検でいう2級レベルです.
B1を取得していることはそこまですごいことではないと思いますが,10ヶ月の勉強で,全く話せない状態からB1を取得できるようになったことはすごいことだと思っています.
実際のGoetheの合格証
留学は苦しいことも多いですが,その分得られることもかなり多いです.
留学に行く人は帰国後にGoetheや独検などの試験を受けて,自分の実力試しをしてみるのもいいかと思います.
まとめ
いかがだったでしょうか?
以上が自分のドイツ語勉強についてでした.
ドイツ語や英語は日本に住んでいて使うことはほとんどないのでモチベーションを保つのは難しいと思います.
しかし,多言語を話せることで多くの友達を作ったり,海外で生活できたりなどメリットはたくさんあります.
自分は明確な目標を見つけることが,うまくモチベーションを保つコツだと思っています.
勉強頑張ってください!
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他にもオーストリアに関する記事を書いているのでよかったらのぞいてみてください!
また,TOEICのスコアをあげたいという方は以下の記事を参考にしてみてください.
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